『日本文学ふんいき語り』ではありません ― 2005年11月23日 17:24

「『日本文学ふんいき語り』の予約がはじまったというから検索してみたのに、ないよ」という声をいくつかいただきました。
うおー、気をつけてください!
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
まだ気づかないかたおられます? どうか声に出して読んでみてください。
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
そうです! ふいんきです。
わざわざ言いまつがいのほうをタイトルにしてるのです。
なぜこうもしつこく書くかといいますと、いつも応援してくださるma2さんに、
「わたしもやはり検索で苦労しましたよ」とmixiの日記で、下記のように指摘していただいたのです。
……公式ブログを穴の開くほど見つめてようやく気づく。「日本文学ふんいき語り」ではなく「日本文学ふいんき語り」だったのだ!
"ふいんき"は「ふいんき なぜか変換できない」でググると山のようにヒットするメジャー?な用語(2ちゃんねるにガイドラインまである)ではあるのだが,まさか書名に登場していたとは。
amazonで本を検索するときはタイトルの一部でもいいんだけど「日本文学」だとヒットしまくるので役に立たず,「日本文学ふんいき」だとヒットしないという状況だったのですね。敢えて言おう。このタイトルはSEO的に問題があると!
SEO的に問題がある!
がーん、たしかにそうだ。
検索しても見つけてもらえないかもっ!
なので、せめて『日本文学ふんいき語り』と検索されたかたがこのエントリを捕捉され、
「そうかっ」って気づかれんことを祈り、連呼するものであります! ほいっ!
『日本文学ふんいき語り』で検索されたかたに告ぐ!
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
まあ、書名が決まるまでの内幕をお話ししますとね、
まず、連載のタイトルであった「ベストセラー本ゲーム化会議」は変えようという結論にいたったのは前のエントリ(「ゲーム化」を外した理由」)に書いたとおりなんですが、
じゃあ……何にしようかと、ゲーム作家たちからも案をつのり、
メーリングリスト上やカフェなどで双葉社の担当H野さんと話し合うこと、のべ30時間以上。
そして、今日こそは決めてしまおうと、候補リストをにらみつつ、池袋ジュンク堂裏のPAUSEで長い長い8月のある夕方、H野さんとわたし。
その時点で、だいたいこんなような候補が残ってました。(いま見ると、ベストセラーに節操なく便乗しようとしてるのが多くてハズカシー!! かああっ←紡木たく)
「遊び解き 日本文学」
「文豪ゼミナーる。」
「日本文学もて遊び」
「太宰治さん、ごめんなさい」
「文豪入門」
「近代文学ゲーム化会議」
「日本のゲーム脳」
「今更ゲームですが」
「文學ちゃん」
「日本文学レベル0」
「日本文学低レベル」
「日本文学最低議論」
「名作解体作業中」
「名作破れかぶれ」
「日本文学起動中……」
「日本文学プレイ中」
「企画がわかる! 名作の読み方」
「読解力は遊び力」
「文学男」
「攻略本、だれか、たのむ」
「文豪、カンカンです」
「文学バスターズ」
「日本文学うろ覚え」
……「日本文学うろ覚え」まで検討して来て、どれもイマイチだねえそうだねえとだいぶつかれてたわたしたち、そういえば「うろ覚え」を「うる覚え」って言うひとが多いんだってねーと雑談になり、そういや「ふんいき」を「ふいんき」って言うのも多い。ああ、なぜか変換できないってやつ。こういうのって、ネット上に書き込まないと、気づかないものかもー。そうそう、わたしらが子どもの時でも大人で「ふいんき」って言ってるひといたー。ああ、いたー。別に近頃の若いもんはーって話じゃぜんぜんないよねー。そこで、突然H野さんが
「ねえ、ふいんきっていいんじゃない? 『日本文学ふいんき語り』、どう?」
「おおー。それは面白いかも」
「冒険過ぎ? 『ふんいき』にすべき?」
「いやいや、あえて『ふいんき』をつかうほうが、この企画にあってますよ。なにしろ、近代文学を堂々と誤読しようってことだし」
「じゃあ、そうしよう! ああっ、きたきたきた!」
「ど、どうしました!?」
「(宙を睨んで)装幀のアイデアが、いま、まざまざと浮かんできた!」
「おおおおおー(拝む)」
と、めでたく決まったわけです。
たしかにどっかに怒られたり(高島俊男さんとかに?)、混乱を招いたりもしそうだけど、
「これしかないっ」という結論なのですよー。
なるだけ誤解を回避するために、本の最初の部分に写真のように、「ふいんき」の成り立ちも入れてみました。
でも、
SEO的に問題がある!
それは確か。
なので
『日本文学ふんいき語り』で検索されたかたにもう一度告ぐ!
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
ついでにもいっちょ、
あめゆじゅとてちてけんじゃ!
……
ごめんなさい。
『日本文学ふいんき語り』(麻野一哉、飯田和敏、米光一成/双葉社)
11/30発売、絶賛予約受付中! amazon bk1(予約特典付き)
*章構成などはコチラを参照してね!
うおー、気をつけてください!
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
まだ気づかないかたおられます? どうか声に出して読んでみてください。
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
そうです! ふいんきです。
わざわざ言いまつがいのほうをタイトルにしてるのです。
なぜこうもしつこく書くかといいますと、いつも応援してくださるma2さんに、
「わたしもやはり検索で苦労しましたよ」とmixiの日記で、下記のように指摘していただいたのです。
……公式ブログを穴の開くほど見つめてようやく気づく。「日本文学ふんいき語り」ではなく「日本文学ふいんき語り」だったのだ!
"ふいんき"は「ふいんき なぜか変換できない」でググると山のようにヒットするメジャー?な用語(2ちゃんねるにガイドラインまである)ではあるのだが,まさか書名に登場していたとは。
amazonで本を検索するときはタイトルの一部でもいいんだけど「日本文学」だとヒットしまくるので役に立たず,「日本文学ふんいき」だとヒットしないという状況だったのですね。敢えて言おう。このタイトルはSEO的に問題があると!
SEO的に問題がある!
がーん、たしかにそうだ。
検索しても見つけてもらえないかもっ!
なので、せめて『日本文学ふんいき語り』と検索されたかたがこのエントリを捕捉され、
「そうかっ」って気づかれんことを祈り、連呼するものであります! ほいっ!
『日本文学ふんいき語り』で検索されたかたに告ぐ!
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
まあ、書名が決まるまでの内幕をお話ししますとね、
まず、連載のタイトルであった「ベストセラー本ゲーム化会議」は変えようという結論にいたったのは前のエントリ(「ゲーム化」を外した理由」)に書いたとおりなんですが、
じゃあ……何にしようかと、ゲーム作家たちからも案をつのり、
メーリングリスト上やカフェなどで双葉社の担当H野さんと話し合うこと、のべ30時間以上。
そして、今日こそは決めてしまおうと、候補リストをにらみつつ、池袋ジュンク堂裏のPAUSEで長い長い8月のある夕方、H野さんとわたし。
その時点で、だいたいこんなような候補が残ってました。(いま見ると、ベストセラーに節操なく便乗しようとしてるのが多くてハズカシー!! かああっ←紡木たく)
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「文豪ゼミナーる。」
「日本文学もて遊び」
「太宰治さん、ごめんなさい」
「文豪入門」
「近代文学ゲーム化会議」
「日本のゲーム脳」
「今更ゲームですが」
「文學ちゃん」
「日本文学レベル0」
「日本文学低レベル」
「日本文学最低議論」
「名作解体作業中」
「名作破れかぶれ」
「日本文学起動中……」
「日本文学プレイ中」
「企画がわかる! 名作の読み方」
「読解力は遊び力」
「文学男」
「攻略本、だれか、たのむ」
「文豪、カンカンです」
「文学バスターズ」
「日本文学うろ覚え」
……「日本文学うろ覚え」まで検討して来て、どれもイマイチだねえそうだねえとだいぶつかれてたわたしたち、そういえば「うろ覚え」を「うる覚え」って言うひとが多いんだってねーと雑談になり、そういや「ふんいき」を「ふいんき」って言うのも多い。ああ、なぜか変換できないってやつ。こういうのって、ネット上に書き込まないと、気づかないものかもー。そうそう、わたしらが子どもの時でも大人で「ふいんき」って言ってるひといたー。ああ、いたー。別に近頃の若いもんはーって話じゃぜんぜんないよねー。そこで、突然H野さんが
「ねえ、ふいんきっていいんじゃない? 『日本文学ふいんき語り』、どう?」
「おおー。それは面白いかも」
「冒険過ぎ? 『ふんいき』にすべき?」
「いやいや、あえて『ふいんき』をつかうほうが、この企画にあってますよ。なにしろ、近代文学を堂々と誤読しようってことだし」
「じゃあ、そうしよう! ああっ、きたきたきた!」
「ど、どうしました!?」
「(宙を睨んで)装幀のアイデアが、いま、まざまざと浮かんできた!」
「おおおおおー(拝む)」
と、めでたく決まったわけです。
たしかにどっかに怒られたり(高島俊男さんとかに?)、混乱を招いたりもしそうだけど、
「これしかないっ」という結論なのですよー。
なるだけ誤解を回避するために、本の最初の部分に写真のように、「ふいんき」の成り立ちも入れてみました。
でも、
SEO的に問題がある!
それは確か。
なので
『日本文学ふんいき語り』で検索されたかたにもう一度告ぐ!
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
『日本文学ふんいき語り』ではありません、『日本文学ふいんき語り』です。
ついでにもいっちょ、
あめゆじゅとてちてけんじゃ!
……
ごめんなさい。
『日本文学ふいんき語り』(麻野一哉、飯田和敏、米光一成/双葉社)
11/30発売、絶賛予約受付中! amazon bk1(予約特典付き)
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